ナイフとの出逢い

みなさまから投函いただいた、
ナイフとの思い出を綴ってみました。。。

ナイフとの出逢い NO,7 1 2 3 4 5 6


 

私とナイフの出会いは私が高校2年の時でした。
外出の折、小さな刃物屋(金物屋?)の店先の綺麗なナイフ が目にとまりその店に入って
いきました。 当然のことながらお金はありません。でもどうしても そのナイフが気になりました。
1ヶ月後の日曜日、ため込んだ小遣いでそのナイフを買いました。

あれから24年、しばらく姿を見なかったあのナイフが偶然倉庫の 箱の中から出てきま
した。緑色のプラスチックのハンドルのフォールディングナイフ。 製品の復活とともに
私の手元に戻って来た「初代シルバーナイト#200」 思えば生意気にも良いナイフ
を選んでいたんだなぁと思います。

下平さん  平成16年8月26日


自分とナイフとの出逢い、実はつい最近の話しです。
今度の連休に自転車でキャンプへ行くにあたり、友人とランタン用のガスなどの
買い出しにホームセンターへ行ったのですが 行く前は「ナイフを買おう」とは考えて
いませんでした。  そして、一通り道具を買いそろえたところで ふと商品棚を
見たらひとつのナイフがホコリを被って、隅っこに置いてありました。 そんなに
高価な物ではなく(1000円強くらいでした) 自分でも買えると言う事も
あったのでしょうが、そのナイフが何故か特別な物に見えてきてしまっ たんです^^;

その時は(今現在もですが)高校生だったので「多分買えないだろうなぁ〜」と
思いつつも18歳未満お断り的な表記は無かったので(スイスの某メーカーの
ツールナイフにはきちんと書いてありました)、もしかすると買えるかも、
と思いレジへ。 そうしたら、なんと・・・ 買えてしまいました。^^;

まだキャンプへは行っていないので、実際に何かを切った事は無いので
何とも言えませんが 壊れてどうしようもなくなるまで使い倒してやろうと
思ってます。 ごく普通ですが、これが自分とナイフとの出逢いでした。

HKTさん  平成16年8月21日



 
カナダBC州を南北に連なるロッキー山脈とコースト山脈。その間を縫うようにアラスカと
バンクーバーを結ぶ幹線国道(イエローヘッド)を仲間とレンタカーを走らせて約2千キロの
旅をした。スケールの大きい自然の中でフライロッドを片手に、レインボウトラウトをはじめ、
ピンクサーモン、キングサーモンなどのを相手に、時には征服感を味わい、時には敗北感
に打ちひしがれ、大きな感動を存分に味わった。  

カナダを離れる最後の日に共通の思い出を買うため、バンクーバーでナイフの専門店に
立ち寄った。お目当ては「トラウトアンドバード」だ。日本では希少価値とされ、なかなか
手に入れない小さなナイフだが、カナダの専門店なら手に入ると思 ったのだ。ところが、
その店には1本しかないという。店の女主人は、「2、3日待てば入荷する」と言う。「あ
す帰国するので、待てない」と事情を話すと、「ちょっと待て」と言って、女主人は遠来の
客のために電話で商品を探してくれた。  

「貴方たちは運がいい。1時間ほどで届く」と朗報を聞いたときには、夢がかなった少年の
ようなうれしさがこみ上げてきた。われわれの驚きと感動の入り混じっ た様子を見た女主
人は、努力が報いられた様子で一緒に喜んでくれた。雑誌でしか見たことがなかったその
ナイフが目の前に現れたときには、「なんて美しいのだろう」と感動した。野鳥やマスをさばく
目的で作られたそのナイフの繊細な美しさにしばし見とれてしまった。  

後に東京に転勤になった仲間は1年に数回、私が暮らす北海道を訪れて、一緒に旅をす
ることにしている。10年前にカナダで手に入れた「トラウトアンドバード」をポケットの奥に忍ば
せて、少年のような気持ちで大自然の懐に抱かれながら、存分に遊ぶのだ。目的は釣りだ。

年月は過ぎるが、二人は何も変わってはいない。手の中に納まる小さなナイフは、二人に
とっては永遠のペガサスなのかもしれない。

竹内さん  平成16年8月9日




僕のナイフとの出会いは、18歳の頃。

その年、仲間がみんなスクーターを買った。

僕達は京都に住んでいたが、夏休みにスクーターに乗って和歌山の白浜に
行ってみようということになって、 みんな旅行をした こともなく、またキャンプ
経験者もおらず。 とりあえず、寝袋とナイフ1本、あとはお金持って集合ということに。

メンバーは4人。買ってきたナイフはそれぞれ、ヴィクトリノックスソルジャー、 ランボー
ナイフ、僕はICカットのHIROオリジナル、あと包丁持ってきたやつもいた。

テントが無いので寝袋のまま寝る。すると蚊に刺されるので、フルフェイスのヘルメットを
被ったまま野宿したり、スクーターはほとんどガソリンが入らないので、夜にガス欠になって、
何十キロもスクーターを押したり。無計画だった。

旅行は1週間だったが、みんなほとんどお金を持ってこなかったために、途中で完全に
自炊になり。ナイフをよく使った。

釣った魚を捌いたり、焼き飯作ったり。釣りの仕掛け作ったり、穴掘ったり。 ナイフはそれぞれ
癖があることがわかったので、みんなで使いまわす。 ヴィクトリノックスはよく切れた、ランボー
ナイフはスコップにしかならなかっ た、包丁はまな板無いと使い物にならないことがわかった。

旅行から帰ってきてから、みんな思うところがあったのかナイフを買い換えた。
オピネル、スパイダルコ、MOKIトラウトアンドバード、ガウチョー(包丁みたい なの)、あまり
統一性無いところが面白かった。 そして何度かキャンプした。キャンプ内容もちょっとづつ本
格的に。 キャンプで僕はすっかりナイフが好きになり、たくさん買った。

彼女にMOKIのペンダントのナイフを買ったり、フランスに料理修行に行く友達に G・SAKAIの
フォールディングナイフをプレゼントしたり。

あれから10年経ち、みんなバラバラになり、会うこともなくなったけど、きっと 彼等もナイフには
こだわりを持っていると思う。

松岡さん  平成16年7月26日


 

僕のひいお爺さんは大工だった。そしてその息子(僕のお爺さん)はそれらの道具を使い
山仕事をしていたそうだ。  

僕は子供の頃、そのひいお爺さんが建てたという、黒く燻された太〜い柱の茅 葺きの家に
住んでいた。納屋には働き者だったお爺さん達が使い込んでまっ黒に なった大工道具や
鉈・斧がズラリ。僕の胴体くらいあるノコギリもあった。残念 ながらサビていたが、子供なりに
眺めるだけでなんだかワクワクしたものだ。

僕の父は普通の会社員だが、田舎に住んでいるので薪を割ったり畑仕事や剪定をするのに
刃物を使う。そんな環境のせいか、やはり僕も子供の頃からポケットには肥後之守や小刀が
入っていて、何かをこじ開ける時やプラモデルを作る時、木や竹で玩具を作る時…つねに
ナイフを使っていた。

刃物を使えない友達には珍しがられた。自動鉛筆削り器やシャープペンシルも出てきていた
世代なので、鉛筆をナイフで削れる人のほうが少なかったのだ。しか し、珍しがる人に限って
「貸して〜」と言っては平気で人を刺す真似をしたり、下手にこじって刃を欠いたりする。
(…違う!刃物ってそういう物じゃないん だ)子供心に悲しくなったものだ。  

今はふつうの会社員でパソコンの前でデスクワークをしているが、やはりポ ケットには小さめの
ナイフが入っている。仕事中でもキャンプでも、固い梱包が してある物を開ける時…とっさに
紐を切りたい時…さっと出して切り、パチンとし まう。一瞬驚かれるが「あると便利なもんだね」
と感心される。  

先日、実家の流しに砥石が置いてあった。聞けばひいお爺さんから使っていた ものだそうで、
お爺さん、父と3代にわたり刃物を研いできたというわけだ。なでていたら何故だか目が潤んで
しまった。  

時期がきたら僕は自分の子供にナイフを持たせるだろう。 恵まれた現代だからこそ、シンプルな
道具の素晴らしさを知ってほしいから。  手に小さな傷をつくる事もあるだろうが、かまわない。
自分がケガをする事で、人の痛みもわかるから。
 
…家にある砥石はどうやら5代以上は続く事になりそうだ。

ペンネーム  Cooさん  平成16年4月20日


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